1年働いて気づいた中小企業のデメリット

仕事

先日社長からもらった、幻とされる日本酒(実際は1800mL、2750円で楽天に売ってたやつ)。自分と同じで舌がバカになってる先輩が飲んだ感想、あとでこっそり教えてくれました。

「薄くね?」とのことです。なんで今日だけ味わかってるん?新卒2年目、中小ニキです。

さて、前回は中小企業で働くメリットについて書いたので、今日は逆にそのデメリットについて書いていきたいと思います。今回もあくまで私の主観の話になるので、参考になるかわかりませんがどうぞご理解ください。

ざっとこんな感じかなと思います。

  1. お給料が多くはない
  2. 大きな会社の下請けのような商品を取り扱う必要がある
  3. 部門ごとに募集をかけても人が入りにくい

1つ目に関しては、皆さんの想像通りだと思います。こればっかりはどうしても仕方ないですね。自分は1度業界での大手企業に内定をいただいたことがあります。そこと比べたらおそらくですが、月に3〜4万円はお給料は少ないと思います。また大学の同期や高校の同級生とも話したことがあるんですが、誰よりもお給料は低かったと思います。それに加えて、賃金の上がり幅も少ないですね。昨今賃金のベースアップが行われていますが、それも数百円のアップのみでした(前期の経営状態がよろしくなかったのも原因ではありますが)。ですので、中小企業を希望しているが、賃金が気になるという方は家賃補助や寮などの福利厚生の充実した企業を選ぶようにするといいと思います。うちは寮費がほとんどかからないため、実質賃金でみると意外と貰えていますね。とは言っても大企業も福利厚生は充実していますので、そこの条件よりも優位になる企業を根気よく探しましょう。

2つ目について。これは少しの商品なら構わないんですが、売上の大きい部分を占めていると危険です。大きい企業は多少売れなくなった商品があっても、販売をやめる、もしくは価格をつりあげて高くても買ってくれるところに商品を売るということを考えます。当然ですね。その商品がなくなっても生き残る方法があるんですから。しかし、下請けでその商品を扱っているこちら側の中小企業は話が変わります。一気に売上が低迷し、苦しい経営状態に陥ります。それに変わる新しい商品を作るのにも、準備をしていなければさらに経費は嵩み、さらなる経営状態の悪化につながります。もし会社の売上が大企業の下請け商品に頼ってしまっている場合、その会社、気をつけた方がいいかもしれません。

3つ目については自分の会社だけの問題かもしれません。例えばうちのようなメーカーだと、商品開発を行う研究部門、そして実際に工場で商品を製造する生産部門で新卒採用を行なっています。これはなぜなのか?中小企業の管理部門には魅力が少ないからです。研究部門では、作ってみたい商品がある。今まで行ってきた研究の延長であると言った理由から、大企業にはない魅力があると思います。また生産部門では、基本的には高校生に対して募集をかけるので、前年度に先輩がその会社に行ったからという理由で採用が可能です。

しかし管理部門は言ってしまったら、大企業も中小企業もやることに大きい違いはないと言えるでしょう。それならば大きい会社に行って高いお給料をもらいと思うのは当然です。では管理部門に新卒が入ってこない中小企業はどうするのかというと、研究や生産部門(主に研究部門が多いです)から新人を異動させようとなるわけです。残酷な話ですよね。入って2〜3年かそこらで自分がやりたいと思った仕事ができなくなるんですから。すべての中小企業に言えることではないと思いますが、こういうこともありうるという話です。

今回は中小企業で働くデメリットについて書いてみました。メリットもあればそれだけデメリットもあります。そこを自分で考え抜いた上で会社を選んでいければ、楽しい仕事に携われると思います。

ちょっと長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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